おふとんにくるまって

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【455】俺はもう、君の手を離さない

※本記事はネタバレを含みます

 

いかがでしょうか。

本日最終回となっております。長らくお待たせいたしました。

前回「もう二度とチアキと会うことも話すこともできない」状態でしたがその続き、それらを受けてチアキと面会する場面から始まります。

ED1ばかり見てきた筆者がどのEDにたどり着いたかも見守って頂ければと思います。

以降はネタバレを含みますので苦手な方はお戻りください。

 

 


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あの誓約書にサインしたのは全て相談員の為だというチアキ

「本当は、このガラスを叩き割って君をこの手に抱きしめたい。君の温もりをこの手に直接感じたい」と言うチアキの声はどことなく震えて聞こえます。

続けて「今、ここで君を連れて逃げたとしても君は幸せになれない。」と言い、相談員が幸せになれるなら自分はどうなろうが構わないと勝手に答えを出していました。

こんな切なくなることあるん…?って筆者涙目です。


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指切りの約束をもう一度したあの日、約束とは別にもう一つ『誓い』をしていたチアキは、このときようやくそれが何なのか話してくれます。

「俺は、あのとき自分自身に誓ったんだ。君への想いを、貫き通すって」

例えこの先一緒に居られなくなっても相談員への想いは変わらないと言い、死ぬまで君が好きだと再度相談員へ好きだと言ってくれました。

誓約書には事実上チアキ含めこの島で起きたことは忘れろと書かれていましたが、君が俺を忘れても俺は君を忘れないと言います。忘れられるかこんな男。


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まだチアキ保護室に居たころ相談員はチアキに折り鶴を折って贈っていましたが、このときチアキがその折り鶴に合わせて作った青い折り鶴を贈ってくれました。

これでお互いが相手の折り鶴を持っていることになると思い感謝のメッセージを送ると「俺から贈れるものはあまりないけど、俺にとって折り鶴は大切な思い出と結びついているから。最後に君に贈りたかった」と合わせて忘れてくれていいからと返事されます。

さらにこのあと、チアキはより監視の厳しい保護室に移動となっていました。

一方相談員は翌日の早朝に出発を控え最後の説明を受けに看守詰所へ行きます。説明をする須田さんの声がどこか冷たく、少し寂しさを覚えました。

これが本当に最後です。


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日付が変わりあと数時間で本土に帰ることになる相談員ですが、まだちゃんとチアキに最後のお別れを言えてません。それに相談員自身の気持ちも。

こんな最後は嫌なのでダメで元々と思い保護室への入り口に向かいますが、もちろん鍵がかかっていて中には入れません。

やっぱりダメかと諦めかけたそのとき、背後から須田さんに声をかけられました。

動揺を隠せずにいると須田さんは簡潔に「彼に会いに来たんですね?」と言い「見回りは10分後です」と保護室への鍵をくれます。

どうして?と尋ねると「河内さんから、指輪を見つけてくれたお礼としてあなたに融通をきかせるよう頼まれていましてね」と話し、加えて「ただ、普段の私ならそれでも鍵まで渡すような真似はしないでしょう」と最後の気まぐれを発動してくれました。


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保護室に入ってきた相談員を見つけ驚くチアキですが、須田さんが鍵をくれたことを話すと「何か企んでいるのかもしれない」と早くここから出るように促しました。

しかし相談員も引かず次の見回りが来る10分の間だけここにいることを気丈に伝えます。

朝には本土に送り返されるため、というのもありますが須田さんが上手くやってくれるかもしれないという信頼もあったのかもしれません。

チアキへの想いを口にしようとする相談員ですが、チアキは「君はその言葉を口に出しちゃいけない」と黙らせます。

そして最後の「俺は……君を愛さない」という言葉に驚いていると、保護室の明かりがついてしまいました。

本来なら規則違反の罰を受けてもおかしくはありませんでしたが、余計なことを抱え込みたくなかったのか取り立てて責められることなく本土に戻る船に乗った相談員。しかしあの後のチアキの様子は誰も答えてくれません。

船員から「ここは冷えるだろう。中に入らなくていいのかい?」とどこかで聞いた台詞*1を受けても、相談員は「保護室での出来事が現実じゃないみたいに感じる……でも本当に現実じゃなかったらこんなに苦しくなることもなかっただろうな……」とチアキへの想いを馳せていました。


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「はい、そのことであなたにもご連絡を差し上げようと…。チアキ・カシマこと、本名ユーゴ・クロイワが昨日の事故で死亡しました。現在、事故の原因は調査中です。遺体の損傷は激しいですが、司法解剖に回されます」

本土に帰ってしばらく、唐突なニュースに驚いていると河内さんから電話が来ます。急にどうしたんだろうという思いとテレビの死亡ニュースに動揺していると、河内さんの口から聞かされたのはチアキの死でした。

彼はもう、どこにもいません。


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チアキが亡くなってから1年が経って、心の整理をつけるために彼のお墓に来ました。場所は河内さんに教えてもらったのかな。

お墓を前にチアキを呼ぶと彼の声が聞こえ、ついに幻聴まで聞こえるようになったみたい…と自分が受けたショックを思い知ります。

もう一度チアキの名前を呼ぶと、背後からまた返事が聞こえました。


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生きてる

びっくりするくらい清々しい顔して背後に立ってました。信じられません。

時間が必要だったという彼に一体何があったのか聞くと、あの夜相談員と会った後に五十鈴大使と電話で話したというチアキ

任務に失敗してデータも奪えなかった彼は、島を出たところでクロイワ財閥や真犯人の手の者に狙われる可能性が高かったようです。

それを予見した五十鈴大使は、ユーゴ・クロイワを事故死に見せかけることを提案してくれたと言います。

無茶な提案であることは理解していましたがああするより他に自身が生き残る術はない、とこれを了承。相談員を幸せにするのが自分でなくてもいいと思っていた結果の判断の様です。


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今は五十鈴大使のツテによりフリーの通訳の仕事をしている彼は、時間があるからかあの島で相談員と過ごした日々を時々思い出すと言います。

事件に関係することでつらい思いもしたはずなのに相談員と過ごして楽しかった記憶ばかり思い出すチアキは、今の自分に足りないものを補うみたいだと話しました。

「俺には君が必要なんだ」と相談員の手を離さない、離れられそうにないとチアキは触れてきます。


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ここまで読んでくださりありがとうございました。

長かった…!ここまで9本、お付き合いいただき本当にありがとうございました。

というわけでこちら、ED2です。

脚注が最後に載っていますが書いている途中で船員の台詞が同じことに気づき、もしかして冒頭のあのシーンは最初じゃなくて最後にシーンだったのか?と再びプレイしたくなりました。

こういう細かいところに気づくともうやめられません。もしかしたらハルト編やアオイ編も同じような作りになっていたのかも。

細かく冗長なプレイ日記で読みにくかったと思いますが、こんな感じでプレイ中に気づきが少しでも増えれば幸いです。私はもう一度プレイしたくなりました。アオイ編ってどんなだったっけ…?

ちなみにこのスチルでチアキはロールキャベツを作ってくれています。ジャガイモ料理が好きな彼は中でもポテトサラダが一番好きで余ったらコロッケにするそうなんですが、まさかのロールキャベツです。彼が言うとおり頑張ったんだろうな…と感慨深くなりました。なんならチアキは肉も好きじゃなかったはずなので、もしかしたら一部克服したのかもしれません。差し入れした中では貝類が不評でした。

クリア後はエンドレスモードを楽しむことができる本作は季節ごとに風景も変わり、かなりスマホ向けの仕様となっています。

でも筆者は冒頭だけプレイし直したいので全作何とかしてほしいです。途中をプレイすると以降が全消しになってしまうので…性格診断などで仕方ないのかもしれませんが何とかしてほしかったという個人的なわがままでした。

あとチアキ編のエンドレスモード、クリスマスに何も無かったのはどういうことですか。

 

今後はいつものようにあつ森もやっていければと思います。改めて、よろしくお願いします。

 

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それでは、おふとんにくるまって。おやすみなさい

小森千代


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*1:画像参照。冒頭この島への船上にて船員から同じ台詞を言われた