※本記事はネタバレを含みます
※一部プレイヤー名が映ります
いかがお過ごしでしょうか。
まずはじめに、タイトルとサムネのスチルは異なります。
設定したいタイトルとスチルが別だっただけで深い意図はありません。
今日は文化祭から冬まで、次回告白シーンです。
ネタバレ防止のためワンクッションおきます。

使い回しワンクッションです。
冬までと書きましたが元旦まででバレンタインはすっ飛ばしていきます。
では、以降ネタバレですので苦手な方はお戻りください。

学園演劇、演目は『幸福の王子』でした。
若王子先生が王子、ヒロインはツバメの役です。
『幸福の王子』は自己犠牲、献身のお話となってます。
死後、像となった王子は数しい人々の苦しみを目の当たりにし、自身を飾る宝石や金箔を少しずつ剥がして通りがかったツバメに託して貧しい人々へ届けさせます。
この学園演劇ではツバメ側が自ら届けることを言っていそうですが……一旦置いておいて。
ツバメは南へ渡らないと寒さで凍え死んでしまう時期でしたが、王子の願いに心を打たれ寒さに耐えながら届けました。
やがてツバメは寒さで死んでしまい、同時に王子の像もみすぼらしい像となって人々は像を壊してしまいます。
ですが天国で神は「この世で最も尊いもの」として、王子の心とツバメを迎え入れました。
演劇中の台詞のやりとりってとても少なくて、例えば志波くんとか台詞を自身に重ねて言葉に詰まったりします。
でも若王子先生はそう言うの一切なくて、スチルもヒロインがツバメの姿で足を取られた際に支えてくれて、さらに台詞を忘れてしまい小さな声で台詞を教えてくれるシーンです。
でも全く重ねなかったわけではないと思っていて。
先生は”大人”だから、そういう葛藤をヒロインには見せなかったんじゃないかなと筆者は解釈しました。
じゃあどんな葛藤があったの?というのもまた解釈によって変わるとは思うんですが……。
ヒロインがツバメ役として見せた「どこにも行かず寄り添い続ける」「見返りを求めない無償の愛」が、若王子先生に「人を信じてもいい」「ここに留まる」という選択肢を生んだのかなぁと。
ヒロインが何度も「先生がどこかへ行ってしまいそうで」と消えそうな予感を口にしていた理由は「あなたと一緒にいたい」という愛から生まれた願いだったと思います。
ツバメは自分の命と引き換えに王子を支え続けました。
それを通じて若王子先生は人の中に”無償の愛”があることを知り、ヒロインの行動は「僕を本当に引き留めようとしてくれている」と気付いて人を信じ直すきっかけになったんじゃないかなと筆者は解釈しました。
完全には人を信じ切れてはいないと思います、まだふっとどこかへ消える選択肢も残ってそう。
うまくまとめられなくて何度も重複してしまいすみません。

クリスマスパーティー、3年目のクリスマスパーティーは2年目までとは違って1泊2日のスキー合宿付きです。
「目が冴えて夜更かししてる子を叱りに来ました」と話す若王子先生はヒロインを見つけるのが上手です。
眠れないヒロインをつかまえて、若王子先生は自分の過去をようやく話してくれました。
「僕は、ずいぶん子供の頃から数年前まで、ずっとアメリカの研究所で働いてた。」
「その頃は、クリスマスって、デスクの上のおもちゃのツリーと冷たいターキーのことだと思ってた。」
これが若王子先生の失われた青春だと、ヒロインは初めてここで知ります。
そんなつらい過去に対して若王子先生は「それが不幸せなことだなんて、考えもしなかったから。」と言いますが、ヒロインは疑問を確信に変えたいかのように「でも、今は違いますよね?」と尋ねます。
「今夜はこうして大騒ぎをして、大好きな生徒たちの寝息を確かめて歩いてる」
「それに、ときどき寝付きの悪い子がいて、話し相手になってくれたりもする」
「こんなに幸せなことはない。僕は今、幸せを噛みしめてる」
そう話す若王子先生の声が本当に幸せを噛みしめているように聞こえて、けれどすぐに「これ以上贅沢を覚えると、あとが大変そうだ」と呟いてまた一歩引きます。
「来年は君の手がかじかんだりしませんように」
「来年も君のほっぺの上に幸せが訪れますように」
それはたぶん、まだ若王子先生の中に逃避の選択が残っているんだと思います。
来年は君の隣に僕はいないと言わんばかりの言葉に、胸が苦しくなりました。

翌日のスキー合宿、一緒にスキーを楽しんでいたものの思ったより風が強いからとふぶく前に降りることを若王子先生から提案されます。
ですがはぐれてしまい、ヒロインは何度も若王子先生を呼びます。
ようやく見つけた安堵から「わたし、若王子先生ともう二度と会えなくなるような気がして……」と吐露した台詞からは、テキストだけで泣いているのがわかりました。
たぶん若王子先生にも伝わったと思います。
「ごめんね……。」
「心臓の音、聞こえる?」
「ここに居るだろ?落ち着いて。」
「僕はここに居る。どこにも行かない。」
「もう君を不安にさせたくない。だから……。」
あれもしかして来年も居る!?
最後は濁されてしまいましたが、泣いているヒロインを見ていよいよ決意したのかなと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
感情の勢いがすごかったので最後にゆったり書こうと思います。
今年の初詣は特別、どういうことだろうと思いながら若王子先生と帰路につきます。
「君は今年、高校を卒業する。僕が君の先生でいられるのも残りわずかだ。」と家に着いてから正解を教えてくれました。
ヒロインの晴れ着姿に見とれてたくせに急に先生面してきやがって…!と笑いながら泣いていました。
というわけで次回、告白まで駆け抜けます。
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それでは、おふとんにくるまって。おやすみなさい