おふとんにくるまって

基本平日更新。18時更新努力。

【444】母さんの代わりだったんだな。俺は

※本記事はネタバレを含みます

 

いかがお過ごしでしょうか。

今日も今日とてパルマ記事です。この時点でどこまでお話ししようかといつも悩んでいるんですが、ネタバレの基準は人それぞれですし結局書かずにいます。

というわけでネタバレを含みますので苦手な方はお戻りください。

 

 

 

 

前回の記事でハルトくんや相談員の過去、気持ち悪い政木さんがわかってきましたが、今回は政木さんと看守の秘密が判明していきます。

 

前に”忘覚の日は近い”の文言を書いたと思うんですが、今回出てきたものは一ヵ所だけ言葉が違いました。前回はアドニス、今回はアネモスです。

なにが違うのかな?ざっと調べたんですが、

アドニスギリシャ神話のアフロディテ(ヴィーナス)に愛された美少年の名前。

アネモスはギリシア語で風を意味するanemosでアネモネの語源。

となっているみたいです。

政木さんがずっと言っていたことだということ、ハルトくんの母親である涼子さんが紫色のアネモネが好きだったことを踏まえると、どちらも涼子さんやハルトくんのことを指しているんだろうことが伺えます。控えめに言ってキモいです。

 

そして狩谷看守の秘密。狩谷さんはただのシーハイブ職員というわけではなく、『黄金の蜂計画』の調査のためこの島に潜入している人でした。ハルトくんへの接触を図るため政木さんの息がかかっていない相談員を受け入れる手筈を整える役目を担っていたみたいです。職員として身分を偽っている事しか今作では分かりませんが、続編ではもう少し説明して貰えます。

続編であり5年前の話であるRefrainで既に登場しているので、5年前にはハルトくんが事件を起こしていたんだなと言うことが分かります。

こんな事を相談員に話してもいいのか気になっていると「いずれ話すつもりでした」と言われたあたり、マジで情報を聞き出す協力者を求めてたんだろうな…狩谷さんは協力してもらう代わりにハルトくんと相談員の身の安全を守ってくれることを約束してくれました。

そもそも『黄金の蜂計画とは』簡単に説明すると国の諜報機関が企業と提携して行っていたとされる洗脳実験、要は黄金の蜂という本の内容と概ね一致したものでした。

十数年にわたる調査の末に見えてきた手掛かりがシーハイブとこの島、そして相談員が図書館で見つけてきた『黄金の蜂』です。ここで繋がるの鳥肌…。

 

一方何も知らない政木さん。ハルトくんを現場に復帰させようとしてました。

いや何なんこの人…とこの頃には思うようになってるので、そこにハルトくんの意思はあるんかばりに政木さんを問い詰めます。その新薬開発は誰のため?涼子さん?

 

すると本性を現しました。まぁじでキモい。

初めは一回り以上も若い涼子さんの才能に惹かれ、彼女の存在がまさきさんにとってなくてはならないものになるまでそう時間はかからなかったようです。

ただ涼子さんは研究に没頭していたから安心して自分を見てくれるのを待っていたら、好きな男ができたと知ったらしい。そこは可哀想かもしれないけど、愛されるの待ってたくせに涼子さんが好きになった人を恨むのは違う気がする…します。

 

ひとまず政木さんの気持ち悪い部分以外に得た情報をハルトくんに共有すると、データを消して倒れる寸前に見た感情について教えてくれました。

ハルトくんのご両親が事故に遭った日、政木さんは彼らに危険が及ばないように『黄金の蜂計画』に関わった研究員の名前を名簿から消していました。ただ一人を除いて。それがハルトくんの父親であり、ハルトくんのご両親の事故が故意によるものだったのではないかと思わずにはいられないものです。政木さんはとても後悔していました。

その感情が、ハルトくんには見えていたんだと思います。

 

政木さんはこんなことを言ってますが、それと同時に相談員はハルトくんの父親に似ていると言われました。ハルトくんの父親は優しいだけが取り柄の穏やかな人、みたいな説明だったはず。

政木さんの目的はハルトくんだけが知るベアトリーチェの完成形。それを手に入れるまでハルトくんを手放さないだろうと狩谷さんが言ってましたが、本当にそんな気がします。ベアトリーチェは人の思考や感情までも操れるクスリ、らしいです。

というわけで。ハルトくんが近々この島を出ることが決定しました。

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。

少し長くなってしまったので切ります。こういうミステリー系はアオイ編と違って長くなりやすいですね。

長くなると言えば、記事更新の予定を立てていたら土日更新しても年内にRefrainの更新が間に合わなそうで、どこで切ろうかどうしようか悩んでます。というか年末進行こわいです。時間が足りません。

ひとまず実田千聖さんの過去絵を見て頑張りたいと思います。いっぱい食べる君が好き。

 

この記事が面白かったら下の★をポチッ、次の更新が楽しみな方はこのブログの読者になってくださると通知が届くようになります。

それでは、おふとんにくるまって。おやすみなさい

小森千代